ご当地グッズ作りで「ものづくり」を学ぶ

長野県岡谷工業高等学校   |   長野県

ご当地グッズ作りで「ものづくり」を学ぶ
使用製品:
フラットベッドUVプリンター LEF2-200
アプリケーション:
教育・FAB

切削加工機やレーザー加工機など充実した工作機械で「情報科学科」の枠を超えた教育環境を実現。学外でも活用されている「Fabulous(楽しい)」な「Fabrication(ものづくり)」設備です。

情報技術科 教諭 新井 敏雄 様 講師(実習担当) 雨宮 麻由 様

情報技術科 教諭 新井 敏雄 様 講師(実習担当) 雨宮 麻由 様

「デジタル」な「ものづくり」を学ぶ

Fabラボで必要とされるマシンが一通り揃っている

Fabラボで必要とされるマシンが一通り揃っている

これほどたくさんの種類の工作機械を備えている学校は珍しいと思います。切削加工機MDX-40A、UV-LEDインクジェットプリンターLEF-200とLEF-12。溶剤インクジェットプリンターBN-20。それにレーザー加工機2台。3Dプリンターも2台あります。いわゆるFabラボで必要とされるマシンが一通り揃っていますから、あらゆるものを作ることができます。

これらのマシンは「情報技術科」の実習で使っています。科の名前が示すようにプログラミングやコンピュータの勉強が主になりますが、それだけではなく、デジタルデータを活用した「ものづくり」まで教えています。
例えば、アクリルキーホルダー作りです。実習として生徒それぞれが好きなデザインをイラストレーターで作り、UVインクジェットプリンターでアクリル板に印刷する。それをレーザー加工機でカットして完成させます。ひとつの作品を複数の機器を活用して作り上げる課題に取り組んでいます。

自分の好きなようにできるので、楽しみながら学ぶことができます。以前は、地域のキャラクターを使った商品開発の授業も行っていました。ご当地キャラを使った町おこしですね。この岡谷まゆみのノベルティは地元岡谷のキャラクターです。

学内を超え、地域でも

学校だけではなく、地域全体で活用

学校だけではなく、地域全体で活用

これらの機械の活用は、授業だけではありません。学校・地域全体でも活用されています。他の学科から「レーザー加工機を使わせて欲しい」「3Dプリンターでモデリングさせてくれないか」とお願いされることもしょっちゅうです。美術部が文化祭で配布するノベルティを作ったり、電気部がロボットのパーツを作るためにMDX-40Aを使ったり、部活でも利用されています。
岡谷工業高校のように設備が揃っているところは地元にないので、企業や他校からの依頼もあります。Fabラボのように「誰もがいつでも使える場所」ではないのですが、地域のみなさんにも役立っています。

インクジェットプリンター大活躍

生徒はとても楽しそうに授業に取り組むように

生徒はとても楽しそうに授業に取り組むように

特に稼働率が高いのがインクジェットプリンター。ほぼ毎日使っています。あまりにも使うので1台増加したほどです。
とにかくキレイに印刷ができて、とても速い。6年前に「インクジェットプリンターとレーザー加工機をセットで導入した方がいい」とアドバイスされたのですが、まさにその通りでした。

授業で活用するようになって、8年になりますが、生徒はとても楽しそうに授業に取り組んでくれています。地元には精密加工メーカーが多いので、就職後、この経験が役立てば嬉しいですね。

長野県岡谷工業高等学校様公式サイトhttps://www.nagano-c.ed.jp/okako/

UV-LEDプリンター 最新機種

TrueVIS LG-640/540/300 MG-640/540

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