学生の自由な発想が現実になる
神戸芸術工科大学 | 兵庫県

- 使用製品:
- UV-LEDプリンター MG-640、フラットベッドUVプリンター LEF2-200
- アプリケーション:
- 教育・FAB
神戸芸術工科大学は、建築・環境デザイン、生産・工芸デザイン、ビジュアルデザイン、メディア芸術の4つの学科を有するデザインとアートの総合大学です。芸術と工学の融合を理想として掲げ、創造性豊かなクリエイターや研究者を養成しています。

芸術工学部 生産・工芸デザイン学科 准教授 蛭田 直 様
学生が作品づくりに活用

学生達はそれぞれ違う表現で作品づくりに利用
学生はUVプリンターを十二分に活用しています。例えば、「学べるナプキン」という作品です(最上部写真)。生理の知識や情報を生理用品の個別パッケージで提供するために作られたものですが、パッケージの素材に不織布を採用し、そこに説明や情報をLEF2-200で直接プリントしました。(テーマ:女性の生活向上のための生理用品の研究と提案/制作者:木原菜緒 Nao Kihara)また、オリジナルキャラクターによるカードゲームや立体ハザードマップの地形部の印刷、模型にオリジナルロゴマークをデカール印刷したり、学生達はそれぞれ違う表現で、作品づくりに利用しています。さらに、学内ギャラリーのディスプレイを制作したり、備品であるUSBメモリへ名入れしたりと、学内の用途でも活用しています。
UVデカールで新たな表現を追求

学内の用途でも活用している
MG-640の良い点は、なによりもUVデカール用プライマーを使えることです。UVインク層のみを転写できるので、これまでは難しかった曲面や凹凸のある部分への加飾が可能になりました。学生の作品づくりで活躍していますが、新たな表現を求めて、個人的にも研究を進めています。プロダクトを作っていくと、湾曲した面にロゴを入れたくなるのですが、手間がかからずに、それが可能になるのはとてもありがたいです。細部にこだわることで、商品レベルの品質にまで高めることができます。
UVプリンターはゲームチェンジャー

学生の創造力を開放するUVプリンター
導入した効果として一番大きいのは学生のモチベーションの向上です。非常に高い品質で仕上げることができるので、作品づくりに取り組む姿勢が変わりました。業者さんにお願いしたものと同等のクオリティーに仕上がるので、学生は非常に喜んでいます。現在、さまざまな学生がUVプリンターを使って、新たな表現に取り組んでいます。これまでできなかったことがデジタルの力で実現できるようになっています。そういう意味では、UVプリンターはこれまでのものづくりを変える、ゲームチェンジャーだと思います。単なる出力装置ではなく、表現をするための相棒のような存在だとさえ思っています。これからも学内での活用を進めていきます。
神戸芸術工科大学様公式サイトhttps://www.kobe-du.ac.jp/