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中小企業等の省力化投資を支援する制度のひとつに、「中小企業省力化投資補助金(以下、省力化投資補助金)」があります。
本補助金には2つの申請類型があり、そのうち「カタログ注文型」では、カタログに掲載された省力化製品から選んで導入することができます。カタログには印刷機器も掲載されているため、印刷機器の導入にも活用できます。
この記事では、省力化投資補助金(カタログ注文型)の概要や補助対象となる印刷機器、補助率、上限額等について解説します。
目次 [閉じる]
1. はじめに(ローランド ディー.ジー.対象製品)
2. 省力化投資補助金(カタログ注文型)とは
3. 製品カタログについて
- ローランド ディー.ジー.製品について
- 参考)製品の置き換えについて
4. 補助対象事業
5. 補助対象経費
6. 補助率・補助上限額
7. 公募スケジュール
8. 申請の流れ
- STEP1 Gビズ ID取得
- STEP2 カタログから製品選定
- STEP3 販売事業者の選定
- STEP4 販売事業者と共同申請
9. まとめ
- ローランド ディー.ジー.製品の導⼊を検討されている⽅へ
1. はじめに(ローランド ディー.ジー.対象製品)
省力化投資補助金[カタログ注文型]の補助対象は、事務局ホームページの「製品カタログ」に登録された省力化製品に限られます。
ローランド ディー.ジー.製品のうち、製品カタログに登録されている機種は以下の通りです。
| 型番 |
|
|---|
上記製品が掲載されている製品カテゴリやカタログ検索方法などについては、3.製品カタログ にて詳しくご説明します。
2. 省力化投資補助金(カタログ注文型)とは
出典:中小企業省力化投資補助金 カタログ注文型ご案内チラシ
掲載ページ:中小企業省力化投資補助金 公式HP(広報ツール)
省力化投資補助金には、「カタログ注文型」と「一般型」の2つの申請類型があります。
「カタログ注文型」では、IoTやロボットなど、生産性向上や付加価値向上に効果的な汎用製品を「製品カタログ」から選んで導入できます。
これにより、中小企業等の付加価値や生産性を高め、賃上げにつなげることを目的としています。
省力化投資補助金(カタログ注文型)の特徴として、申請手続きが簡単で交付決定まで最短1ヶ月と早いこと、さらに随時公募のためいつでも申請できることが挙げられます。
補助金の申請は、製品の販売事業者との共同申請です。また、令和7年4月24日から、常勤従業員のいない事業者も既定の証憑を提出することで応募・交付申請が可能となりました。
3. 製品カタログについて
製品カタログには、補助対象として登録された省力化製品を一覧で掲載しています。
掲載製品のカテゴリは多岐にわたり、「印刷機械、紙加工関連機械」「清掃・配膳ロボット、バックヤード業務サポート」「物流システム機器」など、幅広い業種で活用できます。
ただし、要件として「製品に紐付けられた業種のうち、少なくとも1つ以上が申請事業者の事業と一致すること」が必要です。主たる業種が異なっている場合でも、事業の一部に対象業種を含んでいれば申請可能です。
例えば、スーパー(小売業)を運営する事業者が店舗内にレストラン(飲食サービス業)を併設している場合、レストラン用に配膳ロボットを導入するのであれば「飲食サービス業」として申請できます。
補助対象製品の詳細情報は、次の検索画面から確認できます。
ローランド ディー.ジー.製品について
冒頭でもご紹介した通り、当社 ローランド ディー.ジーの印刷機も補助対象製品として登録されています。
製品カテゴリは「産業用小ロット印刷対応デジタル印刷機(フラットベッドタイプ / ロールタイプ)」で、多品種・小ロットの印刷が求められる現場で活用できる印刷機器です。
対象業種は「印刷・同関連業、製造業、その他の事業サービス業、広告業、建設業、映像・音声・文字情報制作業」です。
出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 中小企業省力化投資補助事業 製品カテゴリ
掲載ページ:中小企業省力化投資補助金 公式HP 製品カタログ(カタログ注文型)
「産業用小ロット印刷対応デジタル印刷機(フラットベッドタイプ / ロールタイプ)」の導入により、従来のスクリーン印刷に必要であった分版・原版の作成、色インクの調色、位置合わせ、各色の重ね刷りなどの工程が不要となります。
プリンタ設定と用紙セットのみで印刷を行うため、印刷作業に必要な人員や専門的な技能も最小限で済み、省力化と作業効率の向上を実現できます。
当社の具体的な対象製品の検索方法は複数ありますが、主に次の手順でお探しいただけます。
出典:中小企業省力化投資補助金 公式HP 製品カタログ(省力化製品検索)
- 「省力化製品検索」のページにて製品カテゴリ「産業用小ロット印刷対応デジタル印刷機(フラットベッドタイプ / ロールタイプ)」を選択
- 製造事業者名に「ローランドディー.ジー.」と入力※完全一致で検索
- 「検索」ボタンをクリック
令和8年3月1日時点、当社製品は13製品が補助対象として掲載されています。
参考)製品の置き換えについて
省力化投資補助金(カタログ注文型)では、既に所有する製品の置き換えで、省力化効果を得られない場合は補助対象外となります。
一部の省力化機能や性能を備えた製品については、例外的に置き換えの申請が可能ですが、2026年3月1日現在、同カテゴリでは「置き換えが可能となる機能・性能」は登録されていません。
同カテゴリでは、スクリーン印刷機などで版を作成していた業務を産業用小ロット対応のデジタル印刷機(フラットベッドタイプ / ロールタイプ)に置き換える場合に省力化効果が認められる=補助対象となります。
4. 補助対象事業
補助対象事業は、人手不足の中小企業などが、省力化製品を対象製品のリスト(カタログ)から選んで導入し、販売事業者と共同で「労働生産性年平均成長率3%向上」を目指す事業です。
労働生産性の向上目標が達成できなかった場合、意図的に省力化製品を未使用のまま放置していた等、補助事業者の故意・過失が原因で未達であると認められると補助金の返還が必要となる可能性があります。
また、申請時に、すべての従業員の賃金が最低賃金を超えていること、補助金の重複に該当しないことなどの要件を満たす必要があります。
省力化投資補助金(カタログ注文型)は「省力化」を支援する目的であるため、新規事業における設備投資は補助対象外です。
5. 補助対象経費
省力化投資補助金(カタログ注文型)の補助対象経費は、省力化製品導入にかかる次の2つの費用です。
- 製品本体価格
- 導入に要する費用(導入経費)
上記補助対象経費のうち、購入に係る製品本体価格については、単価50万円以上である必要があります。また、次に該当する場合は、申請不可となりますのでご注意ください。
- 「導入に要する費用(導入経費)」のみを補助対象経費として申請すること
- 1回の交付申請で複数種類の製品を申請すること
なお、ファイナンス・リース取引の利用により省力化製品を導入する場合、対象リース会社が支払う「1. 製品本体価格」「2. 導入に要する費用(導入経費)」が補助対象経費となります。
6. 補助率・補助上限額
省力化投資補助金(カタログ注文型)の補助率・補助上限額は、次のとおりです。
2026年3月19日より新制度となり、一部の補助上限額が引き上げられました。
| 従業員数 | 補助率 | 補助上限額 | 大幅な賃上げを行う場合 |
|---|---|---|---|
| 5名以下 | 1/2 | 500万円 | 750万円に引き上げ |
| 6~20名 | 750万円 | 1,000万円に引き上げ | |
| 21名以上 | 1,000万円 | 1,500万円に引き上げ |
補助上限額の設定は、交付申請時点での従業員数によります。
事業終了時に次の要件をいずれも満たす場合、「大幅賃上げ特例」の適用対象となり、補助上限額を引き上げます。
- 給与支給総額+6%以上
- 事業場内最低賃金+45円以上とする計画の策定
上記いずれか一方でも未達の場合は、補助額が減額となるのでご注意ください。
なお、令和7年4月24日から、各申請における補助額の合計が補助上限額に達するまでは、複数回の応募・交付申請が可能となりました。
また、令和8年3月19日以降、2回目以降の交付申請では、各申請時点で定まる補助上限額の2倍を1事業者あたりの累計補助上限額とし、そこから前回までの累計交付額を差し引いた範囲内で申請できます。
ただし、各申請においては、当該申請時点で定まる補助上限額を超える金額を申請することはできません。
出典:カタログ注文型|制度改定のご案内(2026年3月19日)
掲載ページ:中小企業省力化投資補助金 公式HP 2026年3月19日制度改定
7. 公募スケジュール
省力化投資補助金(カタログ注文型)の応募・交付申請は、随時受け付けています。(システムメンテナンス期間を除く)
2026年3月19の制度改定により、申請受付期間が「2027年3月末頃まで」に延長されました。
出典:カタログ注文型|制度改定のご案内(2026年3月19日)
掲載ページ:中小企業省力化投資補助金 公式HP 2026年3月19日制度改定
採択・交付決定は、申請から概ね1~2ヶ月程度を予定しています。
8. 申請の流れ
出典:中小企業省力化投資補助金 公式HP 申請・手続きの流れ(カタログ注文型)
省力化投資補助金(カタログ注文型)における申請の流れは、上図のとおり、大きく4つのステップになっています。
STEP1 Gビズ ID取得
補助金の申請方法は電子申請となります。そのため、事業者向け共通認証システム「GビズID」のプライムアカウントを取得する必要があります。
GビズIDをお持ちでない方、プライムアカウントではない方は「プライムアカウント」を取得しましょう。
なお、GビズIDプライムアカウント取得には時間がかかる場合があります。時間に余裕を持って早めにご準備ください。
参考:GビズID
STEP2 カタログから製品選定
「製品カタログ」から、自社の事業内容や課題に合う対象製品を選択します。
STEP3 販売事業者の選定
対象製品ごとに記載されている「販売事業者一覧」より販売事業者を選定し、掲載されているサポート窓口電話番号もしくはサポート窓口メールアドレス宛に製品導入希望の連絡をしてください。
STEP4 販売事業者と共同申請
中小企業等は、製品の販売事業者と共同で事業計画を策定し、共同事業実施者として販売事業者と共に申請受付システムから申請します。
そのため、申請は販売事業者からの招待を受けて、専用フォームを通じて行う流れとなります。
9. まとめ
この記事では、省力化投資補助金(カタログ注文型)の概要や補助対象となる印刷機器、補助率、上限額等について解説しました。
印刷機器の導入をご検討中の事業者様は、ぜひ、本補助金の活用もあわせてご検討ください。
ローランド ディー.ジー.製品の導⼊を検討されている方へ
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