(以下、RDG)・・・創業時から、大型サイン製作を手がけられたのですか? 「そうです。インクジェットプリンターがまだ認知されていない頃でした。2年あまりをかけて海外の大型インクジェットプリンターのリサーチを続け、自力で導入しました。当時は日本にまだ取り扱い商社もありませんでしたので、そのメーカーの社内エンジニアを育てるベルギーの養成スクールに特別参加しました。数週間も缶詰状態で研究してきました。世界中の方々が集まっており、そこでの情報交換も、創業時にはとても役立ちましたね。」 いち早く大型インクジェットプリントに取り組まれた山口社長ですが、御社の強みは? 「大型インクジェット出力に加え、スクリーン印刷やステンシルなどの大型特殊印刷も手がけています。しかも当社では、大規模な縫製やウェルダー加工まで一貫して行えることが強みです。また、Webからの問い合わせも多く、全国から注文をいただいています。品質の実証ということでは、4年前にISO9001を取得しました。おかげで大企業からの大きな仕事の受注もスムーズです。」
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さて、AJ-1000を導入したポイントは? 「速くてきれいに出る大型インクジェットプリンターを探していました。AJ-1000は、まさにぴったりでした。たとえば、100インチクラスの出力物を、今までは10m2/h程度で出していましたが、AJ-1000では30m2/h以上で出せます。従来の3台分を1台でこなしてしまう。至近距離で見るポスタ ーでもこの速度で出せます。超大型の懸垂幕では45m2/hも実用として使えます。」 速さとともに、評価いただいたのは、どこでしょうか? 「プリンターの筐体がしっかりしていて、直進性が非常に優れている点です。今までは、長尺出力すると大きなズレが生じてしまうケースが少なからずありましたが、AJ-1000では、そんな心配がまったくありません。夜間に100m2ぐらいのメディアを自動運転させると、朝にはきちんと出荷できる状態で仕上がっています。新しいEcoXtreme Ink(エコ・エクストリームインク)は、FFに濃度を上げて出力しても、即乾力が高く、くっつきもありません。また屋外用大型サインだけでなく、屋内用の小サイズのものも面付けして一気に大量出力できます。もはやこれは“印刷機”ですよ。トータルの生産性がずば抜けていいです。しかも導入コストの低さもあって、単に仕事をこなすだけでなく、すぐに償却できて、次に投資できるだけの利益を確実に稼ぎ出してくれるプリンターですね。」
最後に、今後ますます広がる大型サインビジネスに向けた新たな取り組みは? 「ちょうど今、巨大なビル全体を出力物で包んでしまう、ビルラッピングを仕掛けています。大型サインの中でも、非常に面白い分野です。他にも、建築シートへのプリントや、店舗内外のサインなど、いろいろな出力ニーズに対して、きちんと名称や価格を決めて商品化を進めています。お客さまの求めるサインがすぐに選べるように、できるだけわかりやすい『商品』として提案していきたいですね。」
AJ-1000導入の背景 取り扱う案件は大型サインをはじめ、店舗内サインや装飾物制作の依頼も多く、クライアントからは発色や濃度など「色」に関する高いクオリティが求められる。特に最近のデザインはグラデーションなど複雑なものが多く、スクリーン印刷や他のインクジェットプリンターの表現力では満足できなかった。
速くてきれいに出る大型インクジェットプリンターを探していた。 AJ-1000導入の効果