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京都ゲストハウス「ろうじ屋」×ロクナナ TRIP RECORD 「旅の記録を金属に残す プレミアムなノベルティグッズで口コミ獲得を狙う」

 「世界中の個人旅行者達に一生モノの出会いの場を提供したい」そう語るのは、
2010年5月に京都にゲストハウス「ろうじ屋」をオープンする武士俣(ぶしまた)さん。
多くの競合店がひしめく世界的な観光都市京都にあって、新規開業ゆえの知名度の低さに課題は残す。だが、宿が提供する高いサービスへの自信から、宿泊者から生まれる口コミさえ獲得できれば勝機はあると、武士俣さんは考える。
では世界中の個人旅行者たちの口コミを獲得するためには何が必要なのか?
検討に検討を重ねた結果、行き着いたのが「宿泊者ひとりひとりにとって、オリジナルのノベルティグッズ」だった。
武士俣さんの初めてのノベルティグッズ製作の挑戦が始まった。

ABOUT STORY ~お客様一人ひとりにまた思い出してもらいたいから~

 京都市中京区、世界遺産二条城から徒歩数分。着物や染物など伝統の職人技が今も受け継がれ、京都で暮らす人々の息づかいが聞こえてくる地元感あふれる土地だ。そこに2010年5月よりゲストハウス「ろうじ屋」を開くのが、女将・武士俣さん。自身がキャビンアテンダントとして、のちにバックパッカーとして各国を巡った経験を持つ、旅のエキスパートでもある。

南米やヨーロッパ、アフリカ、東南アジアなどを巡る1年にも渡るバックパック旅行の間、武士俣さんの印象に強く残ったのは、ゲストハウスで出会った世界中の個人旅行者たちや宿の従業員達との交流だった。ガイドブックには掲載されないような、その土地ならではの旬な見所の情報を交換したり、地の食材を一緒に市場まで仕入れに出かけ夕飯を調理したり…… そこでしか出会えない人々との交流をしたとき、「いま自分は自分だけの旅をしている」と強く感じたのだという。そしていつしか彼女は、今度は自分がゲストハウスのオーナーとなり、「世界中の個人旅行者達に一生モノの出会いの場を提供したい」と考えるようになった。

念願だった宿の開業を控える2月、武士俣さんはあることを考えていた。宿の立地から宿泊料金、設備、そして備品の一つひとつにいたるまで、ろうじ屋ならではの魅力的なサービスとは何か綿密に検討を重ねてきた結果、ようやく自分の宿が、先行する他の競合店にもひけをとらないサービスを提供できるだろうという自信ができた。だが、一方で集客面については課題が残る。

まず一つ目の課題が、宿の立地面での不利だ。二条城付近という立地は、京都の主要な観光スポットへ足を運ぶには非常に便利なところだが、実際には京都を訪れる多くの旅行者は、外からアクセスのいい京都駅付近の宿を利用することが多い。二つ目に、新規開業ゆえの知名度の低さについても懸念がある。多くの旅行者が信頼を寄せるガイドブックへのレビューが掲載されるまでには、どんなに早くとも1年から2年以上はかかってしまう。

これら二つの課題から、開業後しばらくは集客に苦戦することが見込まれている。ならばこそ、せっかく選んでもらった宿泊客一人ひとりにろうじ屋のことを旅先やブログで紹介してもらい、確実に次につなげるようにしたい。

そうした思いから、武士俣さんは、誰かに紹介してもらうきっかけとなるようなノベルティをプレゼントできないか、それも、ろうじ屋と宿泊客の一期一会の出会いを演出するような、世界にひとつだけのノベルティグッズをプレゼントできないかと考えた。

キャビンアテンダント時代、仕事で知り合った京都出身のデザイナー竹中祥人さん、そして現役の個人旅行者ヨースト・ヴァン・ステインドルンさんをサポーターとして呼び寄せ、世界でひとつだけのノベルティグッズを実現するための作戦会議を開くことにした。ローランド ディー.ジー.は今回の企画用に特別に機材貸し出しという形で協力をすることになる。

ろうじ屋データ
取り壊しになった屋敷の大黒柱や建具等をそのまま使い、京都の町家の趣を再現した宿。各宿泊部屋には冷暖房が完備され、寒暖差の大きい京都でも快適に過ごすことができる。一人あたりの宿泊料金はドミトリーで3,000円、ツインの 個室で4,000円程度。「女性の一人旅でも安心して泊まれるゲストハウス」というコンセプトどおり、和モダンを基調とした宿内の落ち着いた雰囲気や、清潔感あふれるシャワールームやトイレなどの施設には、元キャビンアテンダントならではの配慮が行き届いている

ゲストハウスの名前の由来ともなっている「ろうじ」は、元々京都のメインストリートにつながる狭い小路のことを指す。「時には旅にでることで、人生のメインストリートから『ろうじ』に外れ、自分の考え方を見つめなおすことが必要だ」という、女将さんの考えから名づけられた。ロゴマークに使われている行灯には、旅に出ることを選択した人々にとって、「ろうじ屋」が人生の新たな方向性を照らす灯りになって欲しいという願いがこめられている。

「ろうじ屋」女将さん
武士俣(ぶしまた)さん
キャビンアテンダント、バックパッカーとして世界中を旅した経験を活かし、京都にゲストハウス「ろうじ屋」をオープン。
http://kyotobase.com/


大きな地図で見る

京都のJR二条駅より徒歩6分。
周辺には世界遺産の二条城があり自転車で京都市内のほとんどの観光名所を回ることが可能。歩いて数分の距離には銭湯や250もの店が軒を連ねる昔ながらの商店街、三条会商店街がある。京都に暮らす人々の息吹を感じてもらえる場所に宿を開きたいという思いもあっての立地だ。

サポーター 1
オランダ人個人旅行者 ヨーストさん

オランダ人個人旅行者
ヨーストさん
オランダ人旅行者。武士俣さんとは、二度目の京都訪問の際にゲストハウスで知り合い、交流を持つように。旅行者としてのアドバイスを聞くために協力を依頼した。

サポーター 2
ロクナナ 竹中祥人さん

ロクナナ
竹中祥人さん
東京のデザイン事務所「ロクナナ」所属デザイナー。京都出身。ノベルティグッズのデザインを担当。京都らしいアイデアも加えつつ、オリジナリティのあるグッズを提案してもらう。

CONCEPT MAKING ~自由旅行者のオリジナルの旅を記録に残したい~

武士俣さんの声がけに心好く応じていただいたデザイナーの竹中さんとオランダ人個人旅行者のヨーストさん。

「宿泊客ひとりひとりにとって特別な思い出になるろうじ屋のオリジナルのノベルティグッズ」をテーマに製作会議が始まった。

武士俣さん

ヨースト君、竹中さん、今日は忙しいところわざわざありがとう。
実は私、5月にオープンするろうじ屋の集客手段としてオリジナルのノベルティグッズを作りたいと考えているのね。せっかく足を運んでもらったお客様に、ぜひ旅先やブログでうちのことを紹介してもらいたくて。
今回製作するノベルティグッズのテーマは「宿泊客一人ひとりにとって特別な思い出になる、ろうじ屋オリジナルノベルティグッズ」です。今日は色々とアドバイスをもらえるとうれしいな。

竹中さん

こちらこそ宜しく。まずテーマについて確認するね。「宿泊客一人ひとりにとって特別な思い出になる」ノベルティグッズということは、今回製作するものは、一つひとつが全部違うオリジナルになるということ?

武士俣さん

そのとおり、まさにそこが肝なの。単に宿のオリジナルというだけではなくて、お客様一人ひとりにとっても、オリジナルなものにしたいの。私がそこにこだわる理由は宿泊者一人ひとりに大切な旅の思い出として、ろうじ屋をしっかり覚えてもらいたいから。そのためには、単にロゴマークの入ったノベルティグッズだと弱いかなと思うのね。一人ひとりの要望を聞かなくてはいけないから確かに手間は多くかかるんだけど。

竹中さん

なるほど、確かに自分のために特別に作ってもらったものって、忘れられないものね。特に、個人旅行者たちは、自分だけの旅のプランにとことんこだわる人達だから、なおさらだね。
じゃあ次に、具体的なアイテムに落としこむためにヨースト君にききたいんだけど、君のように世界中を旅する旅行者がもらって喜ぶアイテムってどういうものだろう?

ヨーストさん

うーんそうだね。長旅だから、基本的にはかさばるものだったり、壊れやすいものは困るかな。でもそこでしか手に入らないローカルなものだとか、武士俣さんの話にもつながるけど、例えば自分だけの旅の思い出が詰まったものだと、愛着が湧いて捨てられないかもしれないね。

竹中さん

なるほど。かさばりにくく、壊れにくいものか。例えば、金属系のアクセサリーとかどうかな?デザイン次第で京都っぽい雰囲気もだせるよね。

武士俣さん

そうね、確かに私が旅行しているときは、験を担ぐ意味で、旅の安全祈願のメッセージが入ったシルバーアクセサリーを持っていたわ。そういったものなら、肌身離さず持っているから長く大切にしてもらえるね。でも、お客様一人ひとりにとってオリジナルの金属アクセサリーなんてどうやって作るの?一泊だけのお客様もいるから、外注にもだせないと思うし。金属を素材にするのは難しいんじゃないかしら?

竹中さん

いや、実は以前ノベルティグッズ関連の展示会に行った時に見たローランドディー.ジー.のブースには、写真や文字のデジタルデータを自由に金属に打刻できる機械があったはずだよ。デモをしているその場で完成していたから、お客様の宿泊中に製作してプレゼントできるんじゃないかな。ちょっと待ってて。今Webで調べるね。
そうそう、このMETAZAっていう機械だ。操作もそこまで大変ではなさそうだよ。筐体もコンパクトだし。

武士俣さん

それはすごいわね!

ヨーストさん

ちょっと待って、その場で好きな文字やイラストを入れることができるってことは、例えばそこに僕のこれまでの旅の記録を刻んだメタルグッズなんかも作れるのかな?

竹中さん

旅の記録?それはこれまで訪れた国とか、そういうこと?

ヨーストさん

そうそう。旅行者にとって「どこに行ってきたか」というのは勲章みたいなものだから。
旅人同士の会話でも、まずそこから始まるんだ。そういうときに、自分の旅の履歴を一目で見せられるものがあったら嬉しいよ。そんなグッズは、みたことないよ!

武士俣さん

それはよさそうね!旅の履歴を刻んだものなら、お客様一人ひとりにとってオリジナルのグッズになるわね。何より、ろうじ屋をきっかけに、旅人同士のコミュニケーションがさらに広がっていくというところが、ろうじ屋の目指すコンセプトとも合致するわ!

竹中さん

何だかぼんやりとだけど、ノベルティグッズの方向性が見えてきたね。だったら善は急げ、大阪に営業所があるから、そこで相談してみたら?僕は打ち合わせを踏まえたアクセサリーのデザインを練ってみるね。


武士俣さん

了解。デザインはお願いするね。それじゃあ早速連絡をとってみるね。

CONSULTING WITH PROFESSIONAL~金属に打刻できる機械があると聞いたのですが、、

武士俣さんは作戦会議の中から出てきたノベルティグッズのアイデアについて、その実現可能性を探るために、ローランド ディー.ジー.大阪クリエイティブセンターに相談にいく。


「これくらいのサイズの筐体なら、十分宿の机におけるわ。それに音もあまり気にならない大きさなので安心したわ。これならお客様に迷惑にならないわね。」


「サンプルデータでこの仕上がりの良さなら、竹中さんならきっともっとカッコいいもの、作ってもらえそうね、早速、見てもらわなきゃ。」

武士俣さん

お電話でもお話ししたのですが、2010年5月より京都二条駅周辺でオープンするゲストハウスで、お客様一人ひとりの思い出となるノベルティグッズを製作したいと考えているんです。

中村さん

なるほど。改めて要件をまとめますと、長旅にも耐えうるように金属をベースにしたアクセサリーでかつ、かさばらないサイズ。さらにそこにお客様である旅行者一人ひとりの旅の記録を刻むということでよろしかったでしょうか?

武士俣さん

そうなんです。欲張りすぎでしょうか。

中村さん

いえいえ。そういったご要望でしたら、こちらのMETAZAをご利用されてはいかがでしょう? デザイナーさんもご存知のようですが、METAZAでしたら文字、写真データの可変情報を金属に打ち込めるので、ご要望の通り旅行者一人ひとりの情報をグッズに盛り込むことができます。

武士俣さん

これはどのような用途に使われているんですか?

武士俣さん

現在は主に、ギフトショップやZIPPOの販売業者様にお使い頂いております。機械の操作が簡単で持ち運びもできるので、デザインや機械に不慣れな方でもご活用いただけます。勿論、武士俣様のように、オリジナルのノベルティグッズの製作にも最適です。

武士俣さん

なるほど。でも、ちょっとまだイメージが湧きませんね。

中村さん

やはり実際に製作過程を見てもらったほうがわかりやすいと思います。
それでは、機械を動かしてみますね。

~機械を動かす~
武士俣さん

動作音が想像以上に静かですね!もっとガリガリ音がするものかと思っていました。
それに想像よりもコンパクト。簡単に持ち運べるので、コンセントがあるところならどこでも使えそうですね。

~サンプルが完成~
武士俣さん

本当にこんなに短時間でできちゃうものなんですね!しかも細かい文字もはっきり彫れてる!

中村さん

ありがとうございます。

武士俣さん

これは、どんな素材でも彫れるんですか?

武士俣さん

素材は金、銀、銅、プラチナ、真鍮、アルミ、鉄、ステンレスなどが使用できます。印刷可能範囲は80㎜×80㎜に収まるものなら、大体どんな素材でも打刻することが可能です。

武士俣さん

すごいですね……。これを使えば、ろうじ屋オリジナルグッズのアイデアが実現できそうです。このサンプルを持ち帰らせてもらって、デザイナーさんと相談します!

武士俣さん

わかりました、それではまた、いつでもお気軽にご相談してください。

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