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導入事例

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大同大学

http://www.daido-it.ac.jp/

工学部

総合機械工学科

2010年2月取材

使用システム

導入機器

使用ソフトウェア

  MDX-540A

CAD: Autodesk Inventor、I-deas

    CAM: SRP PLAYER (MDX付属)

加工材料

 
アルミ、樹脂(POM、ABS)、ケミカルウッド
学校紹介

橋口講師(左)と学生のみなさん

愛知県名古屋市にある大同大学は1939(昭和14)年大同工業学校の設置から始まり、1962(昭和37)年、大同工業短期大学として中部産業界30余社のバックアップで設立されました。「人類の幸福に貢献することを目的として来るべき時代に対応できる英知と問題解決能力とを兼ね備えた、創造力に富む人材の育成を行う」ことを教育理念としています。 総合機械工学科ロボティクス専攻ではますます社会的ニーズが高まるロボット分野で活躍するエンジニアを育成します。

 

概要

MDX-540を2008年春に導入。その後ATC(Auto Tool Changer)を追加。現在、ロボット研究部での機体製作、CAD演習の授業でのモデル確認、各研究室の研究用実験装置製作等幅広く活用され、今回紹介する橋口研究室だけでなく複数の研究室でMDXを使用してロボットを作っています。

導入のポイント

(講師 橋口宏衛 先生 談:2010年2月)
本学の授業は実習が充実していることが特長のひとつですが、そのために本格的な設備の整っている学内工房の「創造製作センター」の工作機器は使用中になっていることが多いんです。そこで、研究室の大学院生や卒業研究生が夜間でも自由に使える加工機が欲しかったんです。学生時代、研究室にあったMDX-20でMODELAのことは知っていましたが、本学に赴任し「MDX-20よりももっと大きなものを削れるもの」「MC(マシニングセンター)に近い性能を持ちつつ手軽に使えるもの」で「アルミが削れるもの」「NCコードが使えるもの」が欲しいと思っていました。
切削粉の処理と、レシプロのコンプレッサの動作音が問題になるので、本学科の開発工房である「ロボット工房」に設置したのですが、その結果、研究室のメンバーだけでなく、ロボ研(ロボット研究部)の学生たちも競技ロボットの製作に活発に利用するようになりました。ロボ研は 「ROBO-ONE」「ロボファイト」「かわさきロボット競技大会」等のロボットコンテストへの出場、優勝を目指して活動しています。
競技会出場という目標が明確だったことと、最初に使って効果を出した学生がいたことで、他の学生にも利用が広がったと思います。 研究室では自律ソーラーボートや水中ロボット等の実験装置製作で使っています。

MDXを導入してから、学生たちが積極的にCADを使うようになりました。研究室では以前からAutodesk Inventorを使っていますし、授業ではI-deasを使ってCADを学びます。自分のアイデアを自分で設計して自分で作れる環境と体験が新たな意欲につながっていると思います。実際に院生が作った水中ロボットの部品は、できるだけ短時間にMDXで作るにはどうしたらよいかを考えて、部品の配置、形状、CAMデータまで工夫していました。卒業研究で新しい機構に取り組んだ学生もいます。
授業では3年次の選択科目「ロボット創造CAD演習」で、学生が作ったデータを加工するのに他の先生も使われています。3次元CADを使うと、実際に作ることができないものまで画面の中で作ってしまうことがあります。本学ではCADが使えるだけでなく製図知識を持って図面が読めて描けることを目指しており、自分が設計した図面を実物にして見ることは理解を深めるのに効果があります。

シートメタル(金属板材)から部品を製作することが多いので、2次元CAD/CAMソフトを導入する予定です。将来は、より専門的な3次元CAMソフトを導入してCAD/CAMまで教えられたら、と思っています。「どの順番で加工するか」「何回つかみ直す必要があるのか」「切削時間を減らす工夫」などの加工を考慮した設計を身につけるには、やはりCAMも含めた学習が必要です。

 

(学生の皆さんのお話 2010年2月)
ロボ研には約20人の部員がいまして、3、4年生がMDXを使えます。
ロボット競技では、組み付けの精度が勝敗を左右します。例えば穴位置や軸間距離の精度が向上したことで、ギアが今までよりも大幅にモーターのパワーを引き出せるようになりました。 製作においても幅が広がり、今までできなかったことに挑戦できるようになりました。 使い方については、最初に大学院の先輩でものすごく使いこなした人がいて、その先輩から教わって、僕もすぐに使えるようになりました。 今まではフレームの肉抜きはボール盤でやっていて丸い穴ばかりだったんですが、MDXを使うようになってデザイン性のある、かっこいいロボットを作れるようになりました。
卒業研究でも使用しました。MDXを使ったおかげで、新しい機構に挑戦できました。

 

活用実績
●競技用ロボット製作 1:二足歩行ロボット ギャオラス
 
部品、組み立て設計:
Autodesk INVENTOR
切削用部品配置データ作成:
Autodesk INVENTOR
 
  切削加工:
Roland MDX-540A
  切削データ作成:
Roland SRP Player
●競技用ロボット製作 2 :二足歩行ロボット脚部 建御雷神 タケミカヅチ
 
部品、組み立て設計:
Autodesk INVENTOR
切削用部品配置データ作成:
Autodesk INVENTOR
     
      切削加工:
Roland MDX-540A
  切削データ:
Roland SRP Player
 
●競技用ロボット製作 3 : 二足歩行ロボット 脚部
部品、組み立て設計:Autodesk INVENTOR
   
   
 
 
 
曲げ等、板金作業   切削加工:Roland MDX-540A
 
●競技用ロボット製作 4 : 脚式ロボット
「かわさきロボット競技大会」用 脚式ロボット
   
●授業 : ロボット創造CAD演習
   
●実験装置製作 : 卒業研究
卒業研究用実験装置製作 多脚機構実験装置
   
●実験装置製作 : 水中ロボット用部品
カメラドームのステー、バラストタンクのベント弁、推進ユニット、姿勢制御翼ユニット、防水ケースのコネクタなど、 精度の要る部品は、ほぼ全てMDX-540Aで製作。
   
   
・姿勢制御翼ユニット
部品を設計するだけでなく、切削するための配置を考えるのもCAD で行う。
 
切削用部品配置データ作成:
Autodesk INVENTOR
  切削データ作成:
Roland SRP Player
部品、組み立て設計:
Autodesk INVENTOR
組み立てた状態   切削加工:
Roland MDX-540A
 
 
・推進ユニット  
 
切削用部品配置データ作成:
Autodesk INVENTOR
  切削データ作成:
Roland SRP Player
部品、組み立て設計:
Autodesk INVENTOR
実験   組み立て
 
     
<画像協力:大同大学 工学部 >
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