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ホーム > 導入事例 > 大同大学 情報学部情報デザイン学科 プロダクトデザイン専攻

大同大学

http://www.daido-it.ac.jp/

情報学部

情報デザイン学科
プロダクトデザイン専攻

2010年7月取材
2012年2月取材

使用システム

導入機器

使用ソフトウェア

  MDX-40

CAD: Rhinoceros

    CAM: MODELA Player4

加工材料

  アクリル、木材
学校紹介

井藤隆志 准教授(前列中央)と学生の皆さん

愛知県名古屋市にある大同大学は、1939(昭和14)年に大同工業学校として発足。「創造と調和」を理念とします。情報学部情報デザイン学科プロダクトデザイン専攻は、2008年(平成20年)に設置されました。造形としてのデザイン能力だけでなく実際に製品化する段階での工学的な知識や市場性を判断する力を身につけるために、造形デザインを学ぶとともに工学教育と情報技術教育の成果を学ぶことで、産業界が求める実践的なプロダクトデザイナーを目指します。

 

概要

プロダクトデザイン専攻のRP造型機のひとつとして、MDX-40が10台採用されています。 3年次前期必修科目「CAD製図応用U」で、3Dモデルを両面切削して自分で加工します。 「CAD製図応用U」はサーフェスモデルの高度な処理を習得することを目指しており、到達目標は「@自由自在にサーフェスツールを使い分けることができる Aサーフェスの面データをソリッド化する Bフィレットを自由に扱える C造型機用STL データの書き出し DMDX の作業手順計画 EMDXで思い通りの形状を製作できること」です。1年次前期「CAD基礎」で手描き製図も学び、後期「2DCAD」でアシュラ べラム グラファイトを習得。2年次前期「3DCG」授業でRhinocerosの基礎を学びます。2年次後期「CAD 製図応用T」では、それまで学んだことを活かして自分でデザイン。STLファイル出力とオープンエッジを習得。MDXでモデルの上面切削加工、積層RPを使ってコースター製作を体験します。3年次後期「CAD製図応用V」では、より高度でさらに実践的な内容を習得します。

導入のポイント

井藤 准教授(左)境谷慎吾 技術職員(右)

MDX-40で仕上げ加工中

両面加工を完了した状態

型枠から外して手仕上げしたもの

授業最終週の「プレゼンテーション」では、レン ダリング、3D データ、造形モデルを発表

(准教授 井藤 隆志 先生 談 2010年7月)
デザインでは頭の中のイメージとCADの画面そして実物との違いを体感し、近づけていくことが重要です。画面の中で作ったものをMDXで作り出し、手に取ることで、例えば4mmと3.5mmnの違いのイメージがつかめてきます。今まではデザインしたものを手作業によって試作を行い、そのあまり精度が高いとは言えない試作品を何度もチェックし修正することでイメージと現実の形を近づけてきたのですが、MDX を使うと精度の高いモデルがその場で迅速に確認できるため、デザインの完成度が高まります。
MDX を使うことで、学生の3次元CADを学ぶモチベーションがあがっていると思います。CADでは面の仕上げを適当にしても画面の中ではできているように見えます。しかし、モデルを削り出すためには正しいサーフェスでないといけない。手を抜くことができないので真剣にやるようになりました。なにより加工することが楽しそうですね。
MDXのことは以前から知っていて、MDX-40が発売されたときに「学校で使うならこれだ」と思っていました。学科の設置にあたってCADで設計したものを形にするためにMDX以外に2種類のRP造型機を採用しました。粉末積層RP とプラスチック素材の樹脂射出積層RPです。専用材料の費用が結構かかりますが、切削RPは材料にこだわらず作れることから材料代が安くなりますし、アクリルを切削して透明な作 品を作るのは、他のRP造型機ではできないことです。カバーがついていて、粉じんも問題なく、音も気にならないレベルでした。
MDXを始めとする3D造形機の活用を習得するのは、自分の提案をより強く訴求するためです。プレゼンテーションをするようになるとわかるのですが、きれいなレンダリングを見せるよりも実物をさわってもらうことが一番伝わる、説得力があることを実感できます。
「CAD製図応用U」では木のスプーンをモデリングします。スプーンを題材にした理由は、「曲線が豊かな有機的形状であり」「手で持って使うことができて」「学生が入手可能な材料で作れる」ことです。サポートをつけて両面加工をするので、最後はハンディルーターで切り離して紙やすりで表面を仕上げます。イメージしたものが現実の実体になったときに、モデリングしたものを手で持つことで、その違いをどうだったか感じてほしいと考えています。材料についても、木目、材質、木の種類、強度、比重、重さなど授業で学んだことを活かして欲しいですね。工業デザインは作りやすいかたちをデザインすることも重要なのですが、MDXを使うことによって、使う人にとっての使いやすさが大切なんだということを教えたいと思いました。

 

 
活用実績
1期生20人によるはじめての卒業制作展
●CAD製図応用U ウッドスプーンのモデリングと製作
  ① 手描きスケッチ
② スケッチをスキャンして、Rhinocerosに背景ビットマップを配置
③ スケッチをもとにモデリングしていく
④ レンダリング
⑤ サポートと型枠を追加する
⑥ STLファイルに出力し、Roland MODELA Player4でツールパスを作成する
⑦ 加工:Roland MDX-40で両面加工
⑧ 型枠から切り離して仕上げ

























●CAD製図応用U 作品と授業風景
   
  ツールパスの生成   切削加工中
   
  両面加工の完了   型枠から切り離して、手で仕上げ
   
   
  モデルデータのレンダリング   プレゼンテーション

青木貴哉「SCAPE」
写真や絵を利用する
スピーカー

安藤寿紀「BOOMERANG」
タブレットPC型の
ミーティングテーブル

榎本裕人「One's」
異素材を組み合わせた
男性向けジュエリーの提案

小暮亜希子「iPass」
スマートフォンのアプリと連携する新しいギフト提案

喜多川香里「blossom」
新スタイルの化粧品と
そのケースの提案

田中快・宮本健吾「Life」
生活の水廻りをひとつに
まとめた回転型ユニット

平手絵光「réseau」
組み合わせを変えられる
オリジナル香水瓶

米津忠司「MEMO」
熟年層に使いやすく親しみ
やすい携帯電話の提案

<画像協力:大同大学 情報学部情報デザイン学科 プロダクトデザイン専攻>
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