中京大学
http://www.sist.chukyo-u.ac.jp/index.html
情報理工学部
2010年1月取材
導入機器
使用ソフトウェア
CAD: CATIA、Rhinoceros
加工材料
スタイロフォーム(発泡材)、サンモジュール(ケミカルウッド)
中京大学は1954年(昭和29)の開学に端を発し、現在では10学部以上を擁する全国11大学のひとつ。情報理工学部は、自動車産業を中心とするハイテク技術の集積地である愛知県豊田市北部に位置する豊田キャンパスにあります。情報メディア工学科では、プログラミング技術の早期修得とともに、CG(コンピュータグラフィック)やVR(仮想現実)、画像処理、CAD・CAMなど、多様なメディア処理技術を修得。また、CG技術やVR技術の医療、スポーツ、アートなど、学内外の研究機関との共同研究等への参画を通じて、実際の開発現場を体験し、さまざまな産業分野で、人間と機械(コンピュータ)との新たな対話環境を創造するメディア技術者を育成します。
情報メディア工学科の2年生秋学期に開講される選択科目「CAM工学概論」で、6台のMODELA MDX-40が採用されています。「CAM工学概論」は座学1コマと実習1コマから構成される2コマの授業で、学期中に14回開講。1年生必修科目「CAD造形T」で図学と製図を学び、2年生選択科目「CAD造形U」でCATIAによるモデリングを学んだ後に受講できるように編成されています。「CADから切削加工機による立体造形までひとりでできるようになる」ことを目標とし、片面加工から両面加工までできるようになります。接触式3次元スキャナユニットを使った実習や、付属ソフトウェアによる2.5次元彫刻実習も各1回ずつ行われます。実習では1台のMDX-40を4人の学生が使用します。 「CAD造形T、U」以降は「CAD工学T、U」でSolid Worksを活用してCAEを学ぶことができます。
興膳生二郎 教授
今やCADで3次元モデルを作り、シミュレーションもできるようになっていますが、画面で見るだけでなく、現実のモデルに触らないといけないと考えています。私の子どもの頃にはナイフで竹や木を削って、船や潜水艦を作って遊びましたが、今の子どもはそういう経験をできなくなっています。苦労して出来上がったものを手に持った喜び、材質感を実感することはとても重要な体験です。導入にあたっては最初に小型のMDX-20を購入して、ゼミでその性能の限界を試してみました。同じ形状のデータを違う材質で作って、時間、仕上がり等を比較したのですが、「体感」「比較する」という、この時の経験を実感できるようにと、学科再編の際に新しくMDX-40を採用しました。 ゼミの卒業研究でも学生が使っています。私は、学生には「人間力」とでもいいますか、その後の人間育成につながるような苦労をして欲しいと思っています。卒業研究でMDXを使う学生を見ていると、「真剣に立ち向かう」感じがします。MDXは3軸なので上方向からの加工しかできないとか、硬い材料や大きな材料ではどうしても加工時間がかかるというようなこともあるわけですが、いろんな苦労を乗り越えた学生は、本当に一皮向けたと感心することがあります。 ワークの取り付け、エンドミルでの加工というのは世の中のNC加工機の基本ですね。そういうことが体験できるという意味でもMDXはとても良いと思います。 今後は「外観」だけでなく「機構、組み付け」まで授業に取り入れたいと考えています。
(非常勤講師 三の京浩 先生 談:同)
「CAM工学概論」の授業は人気があって、終了後の学生のアンケートでは「面白い」という反応が多いですし、「もっとCADで設計して作ってみたい」という意欲を見せる学生もいます。授業時間は限られていますので、先に加工を開始してから座学に入ることもあります。加工時間を考えて、材料はスタイロフォーム(発泡材)やサンモジュール(ケミカルウッド)を主に使用しています。
三の京浩 非常勤講師
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